カンボジア旅行に関する情報のまとめ

カンボジア旅行に関する情報のまとめ

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カンボジアの概要のまとめ

(1)正式名称(和文) カンボジア王国
(英文) Kingdom of Cambodia
(2)政体立憲君主制
(3)首都プノンペン
(4)面積18万1,000平方km
(5)人口14.7百万人(2013年)
(6)民族カンボジア人(クメール系)90%以上、ほか中国系、ベトナム系、チャム族など36の少数民族
(7)言語カンボジア語(クメール語) (公用語)
(8)宗教仏教 (上座部仏教)
(9)略史 9~15世紀カンボジア王国「アンコール時代」。1884年フランス保護領カンボジア王国となる。1953年カンボジア王国として独立。同70年クーデターによりクメール共和国成立。79年から内戦状態が続く。1993年5月、パリ協定に基づき第1回カンボジア制憲議会選挙が実施される。同年9月新憲法発布、シハヌーク国王即位。2004年10月、シハヌーク国王引退、シハモニ新国王即位。2012年10月、シハヌーク前国王崩御。
(10)在留日本人1,479人(2012年10月)
(11)気候 熱帯モンスーン型気候で高温多湿であり、雨季(5~10月)と乾季(11~4月)に分かれる。プノンペンの平均気温は摂氏27.5度で、3、4月ごろが一番気温が高くなる。

カンボジアと日本との時差

-2時間
サマータイム: 実施していない。

カンボジアの祝日

1月1日新年
1月7日虐殺政権からの解放日
2月14日万仏節
3月8日国際婦人デー(振替休日3月10日)
4月14日~16日クメール正月
5月1日メーデー
5月13日仏誕節
5月13日~15日国王誕生日
5月17日王室始耕祭(振替休日5月19日)
6月1日 子どもの日(振替休日6月2日)
6月18日 モニク前国王妃誕生日
9月22~2日盂蘭盆
9月24日憲法記念日
10月15日 シアヌーク前国王記念日(命日)
10月23日パリ和平協定締結日
10月29日シハモニ国王即位記念日
11月5~7日水祭り
11月9日独立記念日(振替休日11月10日)
12月10日国際人権デー

カンボジアのビジネスアワー

官庁 7:30~11:30、14:00~17:00 (土日休み)
銀行 銀行によって異なるので確認が必要。(土日休み)
商店 営業時間は店によって異なり、24時間営業のコンビニエンスストアもある。

カンボジアの言語

業務 :業務で必要な言語は英語、クメール語。
ホテル、買い物、食事:ホテル、高級レストランでは英語が通用する。また、外国人が多いレストラン、スーパーマーケットでも英語が通用する。カンボジア人が利用する市場、一般商店などでは英語が通じないこともある。

カンボジアの通貨

通貨 :カンボジアリエル(Riel)、米ドル

カンボジアの在外日本関係機関と現地官公庁

・日本大使館
住所:No.194, Moha Vithei Preah Norodom, Sangkat Tonle Bassac, Khan ChamkarMon, Phnom Penh, Cambodia
電話:023-217161~4
URL :http://www.kh.emb-japan.go.jp/
・カンボジア日本人会
住所:#3, St. 390 (日本人会館内)
URL :http://www.jicam.cc/

カンボジアのホテル

1-1 ホテル
旧シハヌーク時代からの建物を修復した数件のホテルに加え、近年新築の大型ホテルやこぢんまりとしたブティックホテルも増加している。宿泊料はホテルの格によってお手頃なものから高額なものまで様々あり、ファシリティーを含め多くの選択肢がある。
多くの高・中級ホテルでの部屋代の支払いには、クレジットカードを使用できるが、ホテルにより使用可能なクレジットカードは異なる。また、チェックインの際に、クレジットカードでデポジットを切られることが多いので確認が必要である。
低料金のホテル、ゲストハウスも多数あるが、安全面で不安があり、利用は勧められない。なお、カンボジアでは高級ホテルや外国人向けのブティックホテル以外はクレジットカードの使用は難しい。また、トラベラーズチェックは銀行での換金を含め、使用時に高率の手数料が必要となるので注意を要する。

カンボジアの電圧・コンセント形状

(1)電圧
現地の電圧は220Vなので、日本から持参した電化製品を使う際は変圧器(220V→100V)が必要となる。また、停電も多く電圧も不安定なため、220V対応製品使用の場合も電圧安定器を使用すると、より製品が長持ちする。
(2)コンセント、モジュラージャックの形
プラグの足が二股のもの(日本と同じように平べったいもの、もしくは丸い棒状のもの)、三股のものと、さまざまな形のプラグがある。型の違うプラグとコンセントを接続するための変換プラグはスーパーマーケットや家電店で手に入る。モジュラージャックは日本と同じであり、変換プラグは必要ない。
(3)家電製品
タイ、ベトナム、中国、韓国、台湾などからの輸入品が多く出回っており、品質にこだわらなければ、たいていのものが手に入る。最近は日本製の家電も多くなってきた。

カンボジアの気候と服装

一年の平均気温は27.5度であり、一般的に熱帯モンスーン型気候の特徴を持つ。一日の気温は、20~38度程度である。雨や風の強い日や12~2月の朝晩は、冷涼感がある。日本の夏服で通年過ごせるが、日差しが強いので、肌をさらさない長袖のほうが過ごしやすい。室内はエアコンのよく効く場所もあるので、夏服のほかに薄手のジャケット、カーディガンの類もあるといい。雨季は毎日のように激しいスコールが降り、雨具が役に立たない場合も多い。
都市部の男性のオフィスウエアは、襟のついたシャツとズボンが一般的である。屋外の式典では、サファリジャケットを着用することがある。女性は伝統的にはブラウスに長い巻きスカートを着用するが、最近は近代的なファッションが浸透し、若い女性は肌を露出することも多い。色のタブーはないが、明るい色が好まれる。男女ともに履物はサンダルが多い。
衣料の品質・好みにこだわりがなければ、基本的には現地調達が可能であり、中国、タイ、ベトナムからの輸入衣料品や、現地工場から出るアウトレット品が安価で市場に出回っている。これらは寸法基準がまちまちなので試着した方が良い。カンボジアでは、仕立屋が安価で一般的に普及しているので、カンボジアの伝統シルクをはじめ、さまざまな素材の布地で服を仕立てることができる。男性でも現地で公務員やガードが着用するサファリジャケットを仕立てる人もいる。

カンボジアでの洗濯・ランドリー

洗濯機が普及しており、住居(家)に設置されていることが多い。現地で売っている布製品は色落ちするものもあり、注意が必要である。洗濯屋がたくさんあるが、仕上がりは店によって異なり、仕上げも必ずしも十分とはいかない。
背広などの衣類は、高級ホテルのドライクリーニングに出したほうがよい。

カンボジアでのチップ

一般的にチップの習慣はないが、高級ホテルなど、場所によっては1米ドル以下(1,000~4,000リエル程度)のチップを渡した方が良いこともある。

カンボジアでの外食

(1)一般事情
カンボジアでは昔から、中国、ベトナム、タイなどの周辺国から、食文化の面でも影響を受けているが、フランス植民地時代の名残であるパンやコーヒーなども広く親しまれており、多彩な味覚を楽しむことができる。
(2)飲食店
中国、ベトナム、タイ、インド、韓国など、アジア各国の料理をはじめ、フランス、イタリア、ドイツ、ロシアなど、世界各国の料理が楽しめる。日本料理店も次々とオープンしている。
また、プノンペン市内には、おしゃれなカフェやピザ、ハンバーガーなどのファストフードのお店もあり、外国人やプノンペンの若者たちで賑わっている。
高級レストランや人気のレストランに行く場合は、事前に予約をしたほうが良い。

カンボジアの食べ物

(1)一般事情
カンボジアは穏やかな熱帯モンスーン型気候で、国土が広い割に人口が少なく、従来飢えとは無縁の国である。一般的なカンボジア人の食生活は質素で、主食の米(ウルチ)をたっぷり、おかずに野菜や小魚をちょっとというのが典型的。香辛料を使う料理も一般的で、コリアンダー、ミントの葉、レモングラス、タマリンドなどをよく用いる。調味料は、トゥック・トレイと呼ばれる魚醤が基本にあり、砂糖、コショウをよく使う。
カンボジア料理は中国、ベトナム、タイなどの影響を受けているが、タイ料理ほど辛い料理はなく、むしろ甘味・酸味がやや強い。あまり強烈な特徴がなく、日本人の口にはそれほど抵抗のない味である。ココナツミルクを使う料理も多い。代表的な料理を以下に挙げる。
<軽食>
・クイティエウ:
レストランで食べる典型的朝食メニューのライスヌードルで、具は豚肉、牛肉、エビ、ミックスなどオーダーに応じてくれる。ベースのスープにチリ、魚醤、砂糖、ライムなどで好みの味つけをして食べる。たいていは「味の素」(ビチェン)がたっぷり入っているので、嫌いな人は前もってビチェン抜きと注文したほうがよい。
朝食もしくは夜の軽食として食べる。
・ボーボー:
お粥。これも朝食または夜食のメニュー。白粥(ボーボー・ソー)や鶏肉粥(ボーボー・モアン)など種類がある。ボーボー・サムチョークという雑炊風のお粥がおいしい。
・ノンバンチョック:
そうめんに似たライスヌードル。カレーもしくは香菜ベースのカンボジア風たれで、キュウリやもやし、香菜などを混ぜて食べる。ホームパーティーなどの定番。夕方の屋台メニューでもある。
・バーイ・サッチュルーク:
味をつけて焼いた豚肉と野菜や卵をのせたご飯で、日本のどんぶりのような料理。鶏肉がのったものも人気(バーイ・サッモアン)。専門のレストランも多いが、これもほとんどの店で朝食のみのメニューである。
・ローチャー:
丸くて短いうどんのような麺を焼きそば風に調理したもの。好みにより半熟目玉焼きを上にのせたり、チリソースや魚醤をかけたりして食べる。主に家庭もしくは屋台メニュー。
・バンチャエウ:
直径30cmぐらいのカンボジア風大判お好み焼きで、ベトナム料理のバンセオと同源の料理。米の粉にロミアット(ウコン)で黄色く着色した薄焼き卵のようなものに、炒めた豚肉、エビ、もやしなどを包む。これをちぎってサラダ菜などで包んでピーナツの入った甘いタレで食べる。家庭のおやつとしても一般的。
・ポンティア・コーン:
東南アジア特有のアヒルの孵化直前の卵(最近は鶏卵も多い。鶏卵はポンモアン・コーン)を殻のまま炭焼きにして、半熟状態でコショウやライムで味つけをして食べる。夕方の屋台で食べるのが一般的。
<料理>
・プリア、ニョアム:
サラダや生ものの料理。香菜たっぷりのサラダ。材料の魚や肉、野菜によって何種類かバリエーションがある。たとえば、ニョアム・マカッはマカッという果物を千切りにして甘酢であえたもの、プリア・サイッコーは半生の牛肉。
・ソムロー・マチュー:
柑橘類やタマリンドの種子を煮込んで酸味をつけた煮込みスープ。魚、肉、野菜など、なかに入れる材料によって多数のバリエーションがある。たとえば、ソムロー・マチュー・ユオン(ベトナム風の酸っぱいスープの意味)はトマトとパイナップルを煮込む。
ソムロー・マチュー・クルウンは、各種スパイスを潰して作る「おふくろの味」。
・ソムロー・カリー:
カンボジア風カレー。見かけはオレンジ色で辛そうだが、むしろ甘い。肉や魚、ジャガイモなどをココナツミルクでこってりと煮込む。フランスパン(ノンパンと呼ぶ)や前述のノンバンチョック(ライスヌードル)、ご飯などと一緒に食べる。これもホームパーティーの定番。
・スガオ・チュル:
酸味のあるスープ状の煮物。レモングラスを入れて煮込むか、火を止めてからライムに似た柑橘類を絞って味つけするあっさり味の料理で、鶏、魚、エビなど材料によって何種類かのバリエーションがある。
・スープ・チュナン・ダイ:
「ベトナム鍋」と呼ばれる、土鍋を使った寄せ鍋料理で、安くておいしく、庶民に人気の外食メニューのひとつ。専門店が多くある。牛肉、牛もつ、つくね、湯葉、高菜、野菜、麺などを煮込み、好みによって甘いタレや辛いタレを混ぜて食べる。
・アモック:
代表的な料理のひとつ。家庭料理のほか限られたレストランにしかない。バナナの皮で器を作り新鮮な白身魚をたっぷりのココナツミルクでじっくり蒸したもの。
・ロック・ラック:
牛肉のサイコロステーキ。牛肉が一般的だが、レストランによっては豚肉や鹿肉もある。コショウにライム汁を加えたタレにつけて食べる。
<デザート>
甘味屋台や市場にはさまざまなデザートが並ぶが、ここでは家庭でも作る一般的なデザートを中心に紹介する。
・ノム・クチャー:
カボチャのプリン。種の部分をくり抜いてココナツミルク、砂糖、卵を混ぜた汁を流し込み、丸ごとゆっくり蒸したもの。
・チェーク・クティ:
バナナをココナツミルクとタピオカで煮たもの。
・オン・ソーム:
バナナの葉でもち米を太巻きのようにくるんで蒸したちまき。芯にバナナを入れたものと豚肉を入れたものがある。盂蘭盆(プチュンバン)の時は、各家庭で作る。
(2)主な食品の流通状況
農業国とはいえ大規模農業が本格化していないカンボジアでは、農産物は隣国のタイ、ベトナムからの輸入品が多い。2014年6月にイオンモールプノンペンが開業してからは、調味料や菓子類、インスタント食品等の入手が容易になった。。
<米>
インディカ米が主食で、いくつか品種がある。バッタンバン州はカンボジアで最もおいしい米の産地として評判で、周辺国やヨーロッパなどへも輸出されている。長い戦争の影響で、米の種子管理、栽培管理、精米技術などは、必ずしもよいとはいい難かったが、日本などの支援を受けて米の品質向上に取り組んでいるところである。国産米の価格は2014年7月現在、1kgあたり0.7米ドル程度。プノンペン市内のスーパーマーケットでは、タイ米やタイやベトナム産の日本米が手に入る。
<パン>
バゲット風パンは、フランス植民地時代の名残で、広く国民に嗜好されている。朝には「ノム・パン!」と叫びながら自転車をこぐパン屋さんの姿が見られる。セントラルマーケット近くのカンプチアクロム通りに数軒並んでいるパン屋は人気がある。このノム・パンに肉や野菜をはさむサンドイッチが、屋台や朝食のレストランで食べられる。
ペストリーなどのパンは、専門のベーカリー(カンプチアクロム通り(セントラルマーケット西)、モニボン通りなど)、スーパーマーケット、高級ホテルやデリを併設しているレストラン、市内のカフェなどで購入できる。近年は韓国など海外のベーカリーも進出してきており、惣菜パンや菓子パンも入手可能。
<野菜・加工品>
品質にばらつきがあるが、通年豊富で新鮮である。基本的な野菜はプノンペン市内の全市場やスーパーマーケットに出回っている。無農薬野菜を専門に扱うお店もあり、やや割高だが、特に外国人の間で人気がある。こんにゃくや豆腐はスーパーマーケットで購入でき(豆腐はタイなど近隣国からの輸入品が主)、納豆も日本からの輸入品(冷凍品)のほか、カンボジア産有機大豆を使用して現地で製造された納豆が製造・販売されている。
プノンペン近郊では大河沿いの豊かな沖積土、氾濫土で野菜が育つものの、ベトナムからの輸入品も多い。買い物は、後述する地元の市場で熱気にまみれて値段を交渉するという楽しみもあるが、その場合は食料品が新鮮な午前中に行くことを勧める。
<果物>
一年中暑いカンボジアでも、果物で季節感を味わうことができる。バナナ(5種類ある)、オレンジ、スイカ、ライム、ライチ、ザクロ、ロンガン、パパイア、ランブータン、マンゴー、ドリアン、マンゴスチン、パイナップル、ミルクフルーツ、やし、パンの実、釈迦頭など、大方の熱帯・亜熱帯フルーツは、国産品・隣国からの輸入品が豊富に出回っている。変わったところでは、ぼたん色のフットボールのようなドラゴンフルーツ(竜の爪)、根を食べるぺクゥなど、日本では見たこともないような果物がたくさんある。輸入品のリンゴやブドウは通年、西洋ナシ、イチゴ、カキ、キウイなども時期によってはスーパーマーケットで見かける。
果物にはそれぞれ産地があり、カンボジア人は国産のほうがおいしいと誇りを持っている。家に持ち帰る場合は、寄生している虫に気をつけること。
<肉>
市場では牛肉、豚肉、鶏肉が、国産・輸入品ともかなり豊富である。国内では養豚が盛んで、都市部では豚肉が安くてやわらかく消費が多い。牛肉は硬くてまずいというのが定評だったが、最近は質が上がってきた。鶏はいわゆる地鶏で、やせていて肉は少ないが美味。近年はタイ系資本でのブロイラー鶏が市場に出回っている。ほかに羊肉、鹿肉(小型の鹿)なども市場に出回る。家畜の衛生事情には不安要素があるため、どの肉も必ず火を通して食べること。オーストラリアやアメリカ、タイ産などの冷凍肉やハム、ソーセージなどの加工品もスーパーマーケットや専門店などで手に入る。
<乳製品>
国産品は缶入りロングライフ・ミルクと練乳だけで、生乳やバター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド、フランスなどからの輸入品である。スーパーマーケットで種類も豊富に揃えているが、賞味期限には留意する必要がある。
<卵>
鶏卵、アヒルの卵が一般的に消費されている。鶏卵は近年、都市部ではほとんどが養鶏卵で、小さくて安い。アヒルの卵は鶏卵よりちょっと大きく、味もあまり変わりがない。市場でもスーパーマーケットでも鮮度に注意が必要である。
<魚類>
トンレサップ湖とメコン川を抱えるカンボジアでは、伝統的に、淡水魚を塩づけ、薫製、日干しなどの処理をして保存食として利用したり、スープに入れたり焼き魚にしたりしている。
毎年、12月から2月にかけてトンレサップ湖で成長した魚を簗(やな)でとるのが風物詩になっており、この時期は鮮度のよい魚が大量に出回る。特にエレファントフィッシュは、カンボジア人が愛でる高級魚のひとつである。揚げても蒸しても炭火で焼いてもおいしい。メコン川ではオニテナガエビの養殖もしている。
海の新鮮な魚介類は、海辺ではもちろん、プノンペン市にも氷詰めで運ばれ市場で買うことできる。また、サバやサンマ、カツオなど日本人にも馴染みのある海水魚も空輸されて市場に並んでいる。エビ、カニは安価でおいしい。中国料理レストランでは、養殖のエビやシャコ、ウナギ、スッポンなどを出す店も増えている。
海苔やさつま揚げ、つみれのような加工品も、中国系カンボジア人に好まれ、市場、スーパーで購入できる。
<調味料>
調味料は、中国料理用、西洋料理用、韓国料理用など各種手に入りやすい。カンボジア料理用のレモングラスやバジルなどのハーブ、ココナツミルク、タマリンドなどには事欠かないし、塩とコショウは国産品で良品があり、砂糖椰子から作る砂糖も柔らかい甘味があり美味しい。そのほか白砂糖、サラダ油、トマトケチャップ、酢、マヨネーズ、各種ソース、各種ペースト、「味の素」などは、種類は限られるが各国の輸入品がある。
日本料理用は、ブランドにこだわらなければ、みそ、しょうゆ、みりん、料理酒、そばつゆをはじめ、カレールーや焼き肉のタレ、かつお節、煮干し、だしの素、わさびまで揃っている。
<酒>
酒は輸入品が豊富で、税率(主に関税)も低いため安価に購入できる。
ビールは多様で、世界のブランドが多く出回っている。また、流通は安定していないが、タイミングが良ければ日本のビールもキリン、アサヒ、サッポロなどの各種銘柄が安く手に入る。
国産ビールにはアンコール社の「アンコール」と「バイヨン」、カンボジア社の「アンチョー」、「タイガー」、新しいブランドではクメール社の「カンボジア」「キングダム」などがある。
ウイスキー、ワイン、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラムなどの各種洋酒はスーパーマーケットなどで手に入る。ワインは専門店が数か所あり、各国のワインを楽しむことができる。日本酒、焼酎などはブランドが限定されているが、手ごろな値段で常時購入可能である。ただし、常温保存のため味が変わっている場合があるので注意が必要。
<タバコ>
酒類と同様に輸入品の種類が豊富で安価である。カンボジアでは昔からタバコ産業があり輸出もしている。日本たばこ産業の「メビウス(旧・マイルドセブン)」も販売されている。
<菓子・デザート類>
市場では、ローカルの揚
げ菓子、蒸し菓子などが豊富である。製パン所ではケーキやクッキーなども販売しているが、日本人にとっては甘すぎると感じることがある。
スーパーマーケットでは、タイ、中国、シンガポールなどから輸入されたビスケット、クッキー、アメなどを豊富に揃えている。せんべい、かきもち、スルメなどの日本の菓子やおつまみ類も一部ある。
また、高級ホテルの製菓コーナーやレストラン、カフェなどでも、ケーキ、タルト、プリン、クッキー、チョコレートなどのデザートを購入することができる。
アイスクリームは国産もあるが、衛生上控えたほうがよい場合がある。スーパーマーケットでは主にタイ製、アメリカ製、韓国製、オーストラリア製、フィリピン製、フランス製などのアイスクリームが売られている。
また、近年は日本人が経営するケーキ屋やワッフル専門店なども出店を始めており、日本クオリティのスイーツが手軽に食べられるようになった。
<茶・清涼飲料水>
コーヒー、中国茶、紅茶、ジャスミン茶などは輸入品が豊富にある。麦茶や日本茶も、種類は限られるがスーパーマーケットで手に入る。
フランス植民地時代の名残で、都市部ではコーヒーに人気があり、朝食をとるレストランでは食後のコーヒーが注文できる。かつてはコーヒーも茶も国産品があったが、長い戦争でプランテーションは破壊され、現在はわずかに国産も復活したものの、主にベトナム、ラオス産の安価なものを消費している。インドシナの人々は、小さいカップにたっぷり練乳を入れた深煎りコーヒーを飲むのを好む。
カンボジアでのお薦めは、生のココナツジュースやオレンジジュース。特に生のココナツジュースは、緊急時の水分補給に最適。サトウキビジュースも甘くて美味だが、衛生上控えたほうがよい。最近では豆乳も人気があり、自家製を販売するレストランもある。
ソフトドリンク類は、シンガポール資本の会社が「コカ・コーラ」や「セブンアップ」などを現地で製造しているほか、輸入品も入手可能で、日本製品も一部のスーパーマーケットで手に入る。
<水>
水道水の水質は良いものの、戸別の貯水タンクや集合住宅内の送水管などの衛生管理に問題がある場合もあるため、飲用水として利用する場合は煮沸した方が良い。
ミネラルウォーターは多用するとカルシウムによる結石ができる恐れもあること、容器のリサイクルが確立していないためゴミが増えるという問題がある。20リットルのポリタンク入りの水は、購入する時に空容器を持って行くと引き取って容器代を差し引いてくれるので使いやすい。
プノンペン等の主要都市部の大衆レストランであっても水や氷には注意が必要。ホテルによってはミネラルウォーターの無料サービスがある。レストランで水をオーダーすると、ミネラルウォーターをボトルで出してくるが、これは有料である。

カンボジアでの食料品の入手

(3)食料の入手
プノンペン市内には、外国人が安心して買い物できるスーパーマーケットがある。各種輸入品も豊富に揃えており、日本食品(インスタント、レトルト、乾物、調味料、菓子など)も購入できる。特に、2014年6月に開業したイオンモールプノンペンで入手できる日本食品の種類は幅広い。また、ミニ・マーケットを併設したガソリンスタンドも多くあり、便利である。
現地の人は、市場で値段を交渉しながら買い物をする。品質にこだわらなければ品物は豊富で、特に生鮮野菜や果物はこうした市場のほうが安くて新鮮である。市内には10カ所以上の市場がある。買い物に行く場合は、買い物かごか大きいビニール袋を持参するといい。

カンボジアでの日用品・雑貨の入手

シャンプー、石鹸、タオルなどの日用品からコンタクトレンズ用品など、基本的には現地で揃う。プノンペンのスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどでは近隣国からの輸入品も豊富に取り扱っている。メガネなども種類は限られるが、50米ドルぐらいで作ることができる。

カンボジアでの換金・両替の方法

カンボジアの法定通貨はリエル(Riel)、換算率は1米ドル=約4,050リエル(2013年7月18日現在)。都市部は勿論、地方においても米ドルがリエルと同等に流通しているため、あえてリエルに換金する必要はない(小さな個人商店や市場でもドルでの支払いが可能)。また、タイ、ベトナム国境近辺では、それぞれバーツ、ドンが利用可能である。米ドルのコインは流通しておらず、釣り銭はリエルで戻る。T/C、円からドルへの両替はホテルや銀行で可能。T/Cの現金化は手数料がかかる。

カンボジアでのクレジットカード利用

VISA、MasterCard、American Expressなどの国際クレジットカードが、外国人を対象とする大手のホテル、レストランや一部の旅行代理店、雑貨店、土産物店などで利用が可能な程度で、普及率は低い。プノンペン、シェムリアップ、シハヌークビルの市街にある外国人向けサービスを提供する施設を除き、地方ではほとんど利用できない。また、利用できたとしても手数料がかかる場合がある。一方で、最近は国内の銀行でクレジットカードの発行が行われている。

カンボジアでの移動・交通

(1)一般事情
交通手段は、道路、鉄道、航空、河川舟運に大きく分けられる。維持管理の不備、さらに治安の問題などで外国人の利用できる手段は限られる。地方への移動に際しては、最新情報を確認するとともに、安全確保についての指示を順守する必要がある。
<道路>
カンボジアの道路網は約5,600kmの国道(1桁および2桁国道)、約6,600kmの州道(3桁の路線番号)、および約3.5万kmの地方道から構成されている。道路事情は近隣国と比較して悪く、1桁国道(国道1~8号線)はほぼ舗装が完了したものの、2桁以下の道路は未舗装の区間も多い。特に雨季には道路損傷が進行し、走行に支障をきたす区間が増えるため、最新の情報を入手しておくことが必要である。一方、1桁国道等の路面状態の良い道路ではスピードの出しすぎによる交通事故に注意する必要がある。主要国道の概況は以下のとおり。
・1号線(プノンペン~ベトナム国境(バヴェット))約170km。プノンペン近郊では交通量も多く、沿道に住居が多いことから、走行には注意を要する。途中のネアックルンには橋梁がないためメコン川を所要約15分のフェリーで渡河する。フェリーは2~3隻就航しており、乗船までおおむね15~30分程度の待ち時間が必要。同地点では現在日本の無償資金協力により橋梁を建設中。プノンペン-ホーチミンシティ間は長距離バスが運行されており、所要約7時間。
・4号線(プノンペン~シハヌークビル)約230km。所要3.5時間程度。コンテナ車などの大型車が多く、交通事故も多いため、走行には注意が必要。
・5号線(プノンペン~タイ国境(ポイペト))約410km。
・6号線(プノンペン~スクン~シェムリアップ~シソポン)約420km。プノンペン~シェムリアップ間約315kmは5~6時間程度で走行可能であったが、現在中国の支援による拡幅工事が行われており、路面状態が悪いため、完工までは走行に注意が必要。
・7号線(スクン~コンポンチャム~クラチェ~ストゥントレン~ラオス国境(ブン・カム))約510km。プノンペンからコンポンチャムまでの125kmを2時間程度で走行可能。ただし、現在は6号線の拡幅工事の影響により通常より時間を要する。
プノンペン市内の道路はほぼ舗装済みで、日本の無償金協力により排水対策施設の整備も進んでいるが、地区によっては雨季のスコールの直後は道路が冠水することもある。また、自動車やバイクなどの車両の急増と交通ルールの不徹底のため、衝突事故は日常茶飯事である。また、歩行者も細心の注意が必要である。
庶民の足は、オートバイ、自転車、トゥクトゥクなどであるが、近年自家用車も急増している。中距離移動では乗り合いトラックが多い。シハヌークビル、コンポンチャム、シェムリアップなどの主要な地方都市をはじめ、ほとんどの州都には長距離バスが運行されている。会社によりサービスが異なるが、冷房完備のバスもある。
<鉄道>
鉄道はプノンペン~シソポン間336km、プノンペン~シハヌークビル間264kmの2路線があるが、復旧工事中。復旧後も貨物輸送が主となる。
<航空>
国内航空路線は2014年7月現在、カンボジアアンコール航空(Cambodia Angkor Air)がプノンペン-シェムリアップ(毎日)、シェムリアップ-シハヌークビル(毎日)、プノンペン-シハヌークビル(週3日)の3路線で運航している。ベトナム航空との合資による航空会社で、機体はベトナム航空のものを使用。国際線は、プノンペン国際空港とシェムリアップ空港に国際定期便が乗り入れている。プノンペン国際空港には、タイ航空、バンコク航空など15社の国際定期便が乗り入れており、直行便はバンコク、ホーチミン、ハノイ、ビエンチャン、香港、上海、台北、クアラルンプール、シンガポール、ソウルなどの便がある。シェムリアップ空港は、バンコク、ホーチミン、ハノイ、ビエンチャン、パクセー、ルアンパバーン、シンガポール、ソウル、昆明などの便がある。
プノンペン国際空港の空港税は航空チケットに含まれているので空港で支払う必要はない。一方、カンボジア人の空港税は外国人と異なり安い価格設定となっているため、チェックイン後に窓口にて差額を現金で返還してもらえる。
<河川舟運>
河川舟運はメコン川やトンレサップ川を横断するフェリーや物資輸送が中心である。プノンペン~シェムリアップ間に高速艇が毎日運航されている。また、プノンペン~べトナム(チャウドック)までの定期運航も毎日ある。ただし、両便ともメコン川の水量が下がる時期には運休する。
◎留意点
・オートバイ・タクシー(モトドップ) :
オートバイの後部座席に乗るタイプのタクシーで、プノンペンでは最も安価な交通機関である。市内では1kmで1,000リエル程度であるが、乗車前に料金交渉が必要。待たずに乗れること、door-to-doorで移動できることなどから便利であるが、交通事故や犯罪に巻き込まれるなど事故も多く報告されていることから、勧められない。
・シクロ:
いわゆる人力車である。大きい荷物がある時、1、2人で乗りたい時に適しているが、現在は数が減っている。価格は近距離で2,000リエル~1米ドル程度、1時間借り上げで約3米ドル程度であるが、モトドップ以上に料金面のトラブルが多く報告されていることから、乗車前の料金交渉が不可欠。
・トゥクトゥク:
バイクがワゴンをひく形の車である。大きい荷物がある時、4、5人で乗りたい時に適している。主要ホテルやスーパーの前には観光客目当てのトゥクトゥクが待機しており、ひと乗り1米ドル~3米ドル程度、1時間借り上げで約5米ドル程度であるが、乗車前の料金交渉が不可欠。英語が比較的通じる。
・タクシー:
市内を流すタクシーは存在しておらず、自分でタクシー会社に連絡するか、ホテルのフロントや旅行会社を通じて予約することが一般的である。市内利用であれば、短距離は1~7米ドル程度、空港へは片道9米ドル、1日借り上げると25米ドル程度が相場である。空港から市内への移動ではタクシー組合が管理しており、市内最初の目的地まで9米ドルの均一料金となっている。
・バス:
プノンペン都による市内バス、民間による中距離・長距離バスがある。
・鉄道:
運行休止中。
・航空:
国内便は、プノンペン-シェムリアップ、シェムリアップ-シハヌークビルの便が定期運航中。

カンボジアでの交通事故・東南への対処

7-2 交通事故、盗難
(1)対処方法
自分側に大きな損傷はなく、相手側の人やもの、動物をはねて重大な損傷をもたらす場合と、双方または自分側に重傷および重大な損傷を招く場合とが想定される。いずれの場合も極力冷静さを保つように努め、周囲の状況を見ながら機敏な処置をとること。警察官を呼んでも公平に扱われない場合が多いため、保険会社に連絡して現場に来てもらい、相手側と交渉してもらうのが最良の方法である。そのためには自分で購入した車両についてはしっかり保険をかけること、レンタカーの場合でもちゃんと保険に加入している車両かどうか確認することがとても重要である。自分が運転して事故を起こした場合を除いては(自分は同乗者で事故の発生の原因に全く関わりがない場合など)、相手側との交渉や事故処理は運転手に任せ、自身は交渉に参加しないほうがよい。
明らかに自分側に非がある場合は、できる限り誠意をもって迅速な対応をとることが望ましい。被害者との関係も速やかに解決し、長引かせないほうが無難である。自分が怪我などで動けない場合、救急処置は最寄りの病院で行うことになるが、日ごろから信頼できる病院や医師を把握しておく必要がある。野次馬は多くても救助してくれる人はほとんどいない。
ひとたび事故が発生すると、野次馬が取り囲み、話が大きくなる。運転手の逃避や二次災害にも注意しなければならない。
(2)救急病院
Calmette Hospital (カルメット病院)およびロイヤル・ラタナック病院が24時間救急外来を受け付けるが、出動できる救急車はきわめて限られている。交通事故などで、より高度な医療が必要と判断される時には、緊急移送会社であるSOSに移送手配を依頼することができる。
(3)車両の盗難、車上荒らし
1999年には国内の武器撲滅キャンペーンが展開されたものの、いまだに国内に武器があふれている。貧富の差が拡大していることに加え、警察の捜査力不足により犯罪者が捕まらないことが多く、武力による車両強奪も少なくない。万が一、銃器による強盗に遭った場合は、目的は車だけなので抵抗しないこと。また運転手との間によい関係を保つとともに、キーの保管などに十分注意を払う必要がある。盗難防止のため最善の予防措置をとることを勧める。
このほか、注意事項を挙げておく。
・駐車は、所定の駐車場で、人目のあるところ、夜間は明るい照明のあるところを選ぶ。
・高価なものを、外から見える状態で車内に残さない。
・外出先での駐車中は、不用意に運転手を車から離れさせない。
・盗難防止用ブザー、ハンドルロック(ハンドルとクラッチをつなぐ錠)の装着も効果的。そのほか、何種類かの盗難防止器具や警報装置が出回っている。
・修理に出す際はダッシュボードなどは空にし、信頼のおける工場を選ぶ。
・長期間にわたり留守にする時は、バッテリー、ヒューズなどを外し、別途保管しておく。
・車両部品や車体を運転手に毎日チェックさせる。
・夜間走行や不安なところを走行する時は、時々周囲の状況に注意を払う。
・自宅の門番との連絡方法を考案し、車の到着と同時に門を開けられる方策を講じること。門が開くのを待っている間に襲われることが多いからである。
・鍵の保管を厳重にする。ただし、プロは鍵の複製を持っていることがある。運転手が脅迫されて鍵の複製を強盗に渡すケースもある。

カンボジアの風俗・習慣

カンボジアの国教は、仏教(上座部仏教)で、仏教徒が全国民の90%以上を占め、風俗習慣も仏教に根ざすところが多い。食生活のタブーは基本的にないが、7日に1度のトゥガイ・サル(戒律を守る日)には、敬虔な仏教徒は朝早くお寺参りをして午後は何も食べない、肉を食べないなど、戒律を守る場合がある。一部、イスラム教徒(チャム族)もおり、豚肉を食べない。
<あいさつ>
あいさつや敬意を表す際は手を合わせる。年上、社会的地位の高い人に対しては膝を軽く曲げ、顔付近で手を合わせるのが正式である。子供などにはこちらから先にしない。フランスの影響もあり、抱き合って頬にキスをし合う場合や、まず手を合わせたあと、両手でしっかり握手することもある。人にもよるが、レディファーストの習慣も根強いので配慮する。
あいさつの時は、帽子やサングラスはとったほうがよい。
<服装>
伝統的に、部屋着や農作業等の普段着として、女性はサンポットやサロンと呼ばれる巻きスカート、男性はクロマーやサロンと呼ばれる布を腰巻きとして着用するが、近年廃れつつある。地方では女性の教員は現在も巻きスカートを着用している。
<休日>
通常の国民の休日でも、商店などの経済活動はストップしないが、クメール正月とプチュムバン(盂蘭盆)の1週間は、日本の年末年始と同様の様相になる。また、市場や商店などは中華系の人々が多く携わっており、2月ごろの中国の正月を盛大に祝い、閉まる市場もある。
また、9月後半から10月初めにはボン・カタン(カタン=灯篭)またはボン・カタン・ティエン(ティエン=蝋燭)と呼ばれる仏教行事があり、多くの人が自宅に僧侶を呼び読経をあげて寺に寄進をする。このような各種行事が仕事より優先されることもある。

カンボジアでのタブー・禁止されている言動

・注意する時はその人だけを呼び、人前でどなったり、叱ったりしないこと。
・国王および王族関係者を誹謗中傷しないこと。
・政治の話をカンボジア人と不用意にしないこと。
・修行の邪魔になるので、女性は僧侶に触ったり話しかけないこと。
・寺院(敷地を含む)内では帽子などの被りものを取る。傘、帽子、スカーフなど頭を覆っているものは、とったほうがよい。
・人の頭をむやみに触ったり叩いたりしてはいけない。頭の上には精霊が宿っていると信じられている。また、洗濯物は不浄な物であり、その下をくぐらない。
・独身女性にむやみに馴れ馴れしくすると、それだけで「公認」の仲になってしまうことがある。未婚の女性を一人だけで誘うのも結婚をする気が無いのなら避けた方がよい。
・割り勘の習慣がなく、主催者や招待した人がお金を払う。特に身分の高い人に会計の際に金額を聞くのは失礼である。先に支払いを済ませるか、次の機会にお返しをする方がよい。

カンボジアの出入国手続き

1 入国
(1)空港施設概要
飛行機を降りて施設内に入るとビザ申請カウンターがあり、申請書に記入する人で混雑する。隣接する入国審査ブースを通過すると、すぐにバゲッジクレームカウンター、税関、出口となる。
(2)入国手続き書類
入国カードは、プノンペンへ向かう機上で税関申告書と一緒に手渡されるので、速やかに記入する。別送申告はアナカン(航空別送荷物)分も忘れないようにすること。
(3)入国審査
記入済み入国カードを、あらかじめ日本で取得したビザが掲載されているパスポートに添えて入国審査官に提出する。赴任後はビザの条件(シングル・マルチプル、期間)に注意し、更新・変更が必要であれば外務省に申請する。多目的活動ビザ(商用を含む)の場合は3日程度、公用ビザの場合は通常2週間から1カ月程度の手続き期間が必要である。
(4)税関検査
ブースを出ると、すぐ前がバゲッジクレームのカウンターになっている。荷物を引き取った後、税関検査台に向かい、申請用紙を税関出口の係員に渡して出る。この建物の出口で出迎えの人と会うことになる。出口は客引きでごった返しており、偽の出迎え人、スリや置き引きに細心の注意を要する。
(5)空港内での留意点
空港内は狭く、便によっては大混雑する。ものを置き忘れたり、間違って持って行かれないように注意すること。外で出迎え者に会ったら、荷物を確認し、複数の車両が手配されている場合はできるだけ荷物と同じ車に乗るようにすると安心である。
(6)空港からの主な交通手段
関係者に出迎えを依頼することを勧める。出迎えがない場合は、タクシー組合の空港タクシー・カウンターがあるので、ここでタクシーを頼み宿泊先へ向かうと良い。市内各所まで一律9米ドルである。
(7)その他の留意点
空港内に外貨交換所があるが、国内では米ドルが流通しているため同通貨を持参している場合は両替の必要はない。ポーターなどへのチップは米ドルでもよいが、相場は1,000~2,000リエル程度。
出迎えと偽った犯罪が発生しており、出迎えを受ける際は、必ず身分を確認すること。
10-2 出国
(1)出国時の概要
国際線は離陸2時間前をめどにチェックインする。空港利用料はチケット料金に含まれているため別途支払う必要はない。チェックイン後、出国審査ブースでの手続きを終え、手荷物チェックを通ると、待合室がある。待合室には飲食店や免税店、本屋、マッサージ屋、洋服屋等がある。空港併設のレストランもあるが、一旦出国審査ブースへ向かうと、外へは出られない。
(2)外貨持ち出し規制
持ち込みに規制はない(税関申告用紙には1万米ドル以上の現金を持ち込む際の記入欄がある)が、1万米ドル以上の持ち出しは規制の対象となる。現地通貨リエルについては規制はない。

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